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麒麟特製レモンサワー マーケティング戦略 「上質」の一点突破
キリンビールの「麒麟特製レモンサワー」の売行きが好調だ。 「追いレモン潤沢仕立て」と呼ばれる手間暇かけた製法で深みがあってじっくりと飲みたくなる味わいを実現したという。 そこに「上質」をキーワードとした商品のポジショニング戦略も奏功。 百花... -
西松屋はなぜ儲かる? 新規客をリピーターに変える経営戦略
子供服やベビー用品の西松屋チェーンの業績が好調だ。 売上高は27期連続で過去最高を記録し、最終利益も2期連続で過去最高を更新。 鍵を握るのが「買い物のしやすさ」と「ローコスト運営」を両立するそのビジネスモデルだ。 顧客の満足度を高め、固定客を... -
謎の金属鉛筆「メタシル」 なぜ、口コミが気になるのか?
サンスター文具が発売した芯まで金属の鉛筆「メタシル」が人気を呼んでいる。 1本990円と高額の鉛筆にも関わらず、発売前に想定の3倍以上の予約注文が入ったという。 「削らず16kmも書き続けられる」という、もはや半永久鉛筆とさえいえる触れ込みだが、そ... -
パナソニック ウォールフィットテレビ なぜ口コミで評判なのか?
【超薄型の壁掛けテレビ「ウォールフィットテレビ」】 2022年11月、パナソニックから超薄型の壁掛けテレビ「ウォールフィットテレビ」が発売される。 壁掛けテレビといえば瀟洒(しょうしゃ)なホテルでよく見かけるイメージだが、パナソニックは同商品の... -
カロリーメイトはなぜ、受験生を応援するのか?
2012年から「受験生応援シリーズ」のキャンペーンを続けるカロリーメイト。 人生の最初にカロリーメイトと出遭う時期にブランドへの愛着を湧かせ、その後の人生でも出番を増やしてもらう。 いわゆるLTV(顧客生涯価値)最大化の試みといえる。 しかし、受... -
バーナム(フォアラー)効果と心理学 占いはなぜ当たるのか?
「バーナム効果」(ファラオ―効果)とは誰にでも当てはまりそうなことなのに、自分のことだけを言い当てていると感じる現象をいう。 一瞬にして相手を信じ込ませる心理テクニックの一つで、占いや心理テスト、初対面との相手との商談などが典型的な活用シ... -
「恐怖アピール」 なぜ、フィアモンガリングの説得効果は強力なのか?
相手の恐怖感情や危険認識に訴え、その相手を特定の方向に説得することを「恐怖アピール(恐怖訴求)」という。 説得コミュニケーションの有効な手立てとして知られ、広告や政治、防災、公衆衛生など幅広い分野で多用されている。 しかし、伝え方も誤ると... -
大ヒット!「0秒チキンラーメン」 絶大だった「0秒」のインパクト
チキンラーメンを“そのままかじって食べる”用に開発された新商品「0秒チキンラーメン」が一時販売休止になるほどの大ヒットとなった。 3分待つという即席めんの常識を打ち破り、「0秒」と打ち出したことが絶大なインパクトを放ったといえよう。 新たな喫... -
スノッブ効果 マーケティングの一矢に「逆張り」の心理
「スノッブ効果」とは商品が市場に広く出回るようになると、購買意欲が低下してしまう心理効果をいう。 「みんなが持っているなら、そんな商品はもう要らない!」という寸法だ。 この心理を逆手に取り、「希少性」を打ち出すことで購買意欲を掻き立てるこ... -
お~いお茶 濃い茶 なぜSNSで拡散!? 体脂肪シールの謎
2019年に「機能性表示食品」にリニューアルした「お~いお茶 濃い茶」。 その後は40~50代の男性に加え、20~30代の男性や40代以上の女性の新規購入を着実に増やし、売り上げは倍増したという。 健康価値の訴求が奏功したのは間違いないが、実はもう一つ...