ゼロプレッシャースーツ 口コミで評判 最強のコスパ、究極の着回し力

ゼロプレッシャースーツ
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着圧感ゼロの着心地が口コミで絶賛されているゼロプレッシャースーツ

スポーツウェアにも多く採用される素材が使われ、高い伸縮性と動作性が体感できる。

しかも上下セットアップで1万円を切るコスパのよさ。

もはや別次元のスペックで、よくあるストレッチスーツの延長線上で捉えてはいけない。

昨今はスポーツウェアを普段着として取り入れる「アスレジャー」が定着しつつあるが、そのアスレジャーを臆面もなくビジネスシーンに広げたスーツ。

同商品はそう考えたほうが理解が早い。

それでいてふつうのスーツと遜色ないきちん感も実現している。

くせのないデザインで、冠婚葬祭やビジネスシーン、オフィスカジュアル、そして普段の街着にもマルチなコーディネートが楽しめる。

しかもシワになりにくく、自宅の洗濯機で丸洗い可能という。

そんな着回しの効くオールラウンドな役どころを押さえ、ゼロプレッシャースーツは需要をガッチリと捉えて、今の人気に至っているのだ。

目次

評判よぶコスパ最強スーツ

青山商事の「ゼロプレッシャースーツ」が人気を呼んでいる。

2021年の夏に発売され、快適な着心地と上下セットアップで1万円を切る価格で、そのコスパのよさが大反響を呼ぶ。

一時は品薄にもなる事態となった。

その後も新モデルを続々と登場させ、取り扱い店舗も公式オンラインストアから「洋服の青山」全店へ拡大。

オフィスでのスマートカジュアル化のトレンドにも乗って、ヒット商品への道を破竹の勢いで突き進む。

コンセプトは「快適な着心地であらゆるプレッシャーから解き放つ。」だという。

公式サイトには「リーズナブルな価格」「快適な着心地」「シーンを選ばないデザイン」とある。

価格、着心地、デザインの3方面のプレッシャーからの解放を意味しているようだ。

テレビCMで評判が加速

広告プロモーションにも余念がない。

その第一弾が「洋服の青山」のイメージキャラクターを務める俳優の三浦友和さんと、お笑いタレントのなかやまきんに君さんを起用したテレビCMである。

同シリーズからレディススタイルが登場すると、その布陣に元プロ卓球選手の石川佳純さんも加わっている。

また、ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」を起用したTikTokのプロモーション動画も話題をさらい、若年層の関心を同商品に惹きつけた。

ゼロプレッシャースーツ の知名度は一気に上がり、「洋服の青山」各店舗でのストアプロモーションとも相まって、評判が評判をよぶ形で今の人気に至っているのだ。

口コミで賞賛、着圧感ゼロの着心地

一躍スターダムを駆け上がったゼロプレッシャースーツだが、その名まえを聞いて真っ先に思い浮かぶのは着心地のよさだろう。

着用したときの圧迫感を「着圧」という。

その着圧感がゼロという触れ込みだ。

SNSの「X(旧ツイッター)」の投稿を検索する限り、実際に試した人たちがこぞって賞賛するのもやはりその着心地である。

スーツを長時間着用した際に全身をおそう倦怠感、それが全くないらしい。

スーツ特有の肩まわりのハリ、しゃがんだ際の窮屈さ、それらがうそのようにないというのだ。

スーツ特有の肩まわりのハリ
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なのに見た目はふつうのスーツと変わらない。

制服ではなく体操服で授業を受けているあの感覚を思い出す」という投稿もあった。

その至福の着心地が上下で1万円を切る価格で手に入れられるのだ。

コスパのよさの衝撃は半端なく、もはや人にシェアせずにはいられない。

そんな思いがひきもきらない投稿を生んでいるのだろう。

生地にスポーツウェア向けの素材

同商品の着心地は生地に使われる素材の貢献が大きい。

採用されているのが旭化成や東レのストレッチファブリック(ストレッチ繊維)。

縦・横の両方向への高い伸縮性が特徴で、スポーツウェアに使われてきた素材のようだ。

スポーツウエア
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「洋服の青山」の公式サイトによれば運動軽快性に優れ、着用時の身体の動きにスムーズに対応するのだという。

ただし、伸縮性に優れた素材だと縫い方にも工夫がいる。

通常のスーツの縫い方では生地が伸びたときに糸が切れて縫い目がプツっと破れてしまいかねない。

そこでジャージーやスエットを縫うのに特化した「ロックミシン」を工場に新たに導入し、生地の縫い目に高い伸縮性を実現したのだという。

ここにも青山商事の本気度がうかがえる。

アスレジャーをビジネスシーンに

今や紳士服市場で存在感を発揮するストレッチスーツであるが、よくあるストレッチスーツの延長線上でゼロプレッシャースーツを捉えてはいけない。

その伸縮性、動作性、着圧感のなさはもはや別次元なのだ。

スーツというより「スーツの顔つきをしたスポーツウェア」といったほうが正解だろう。

アスレジャー
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昨今はスポーツウェアを普段着として取り入れる「アスレジャー」が定着しつつあるが、そのアスレジャーをビジネスシーンにまで広げたのがゼロプレッシャースーツ だったのである。

「きちんと感」へのこだわり

とはいえ、スーツに求められる「きちんと感」にも青山商事はこだわった。

柔らかく軽い着心地にするために裏地や芯地、肩パッドなどを省いているが、他のスーツと同様の立体的な縫製を施し、通常のスーツと変わらない見た目を実現している。

この立体縫製は青山商事が長年培ってきた独自技術だという。

入学式や結婚式といった冠婚葬祭、あるいは取引先との商談、就活時の面接などきちんと感が求められる場面でも遜色のない見た目。

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軽さを追求し、ジャケットから胸ポケットや内ポケットをなくしてはいるものの、内側にペン挿しとなるタグが付いている。

ビジネスシーンでサッとペンを取り出せる利便性も備えているのだ。

もはや完ぺきな「二枚舌」戦略だろう。

あまり聞こえのいい言い方ではないが、周囲がカッチリとしたスーツそのものだと思い込んでくれさえすればいいのだ。

ユーザーもその共犯者になることをいやがってはいないだろう。

この後で触れるようにそのスポーツ出自ゆえの便益があまりにも大きいためである。

高い機能性、持ち運びも楽に

ゼロプレッシャースーツはその軽やかな着心地に加え、撥水(はっすい)加工・ウォッシャブル・防シワの機能を備える。

水着などのスポーツウェアにも使われる素材のため、伸縮後の回復性に優れ、シワになりにくい。

水をはじく撥水加工が施され、雨や汚れに強く、自宅の洗濯機で丸洗いも可能となる。

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様々なインナー(ドレスシャツやカットソーなど)と組み合わせ、ビジネスにカジュアルに「ヘビロテ(ヘビーローテーション)」で着回すにはうれしい機能だろう。

出張中にジャケットをたたんでカバンに入れて持ち運ぶのにも適しており、シワになるのを気にしなくて済む。

夏場で汗をかいてもすぐに洗えるのだ。

オールシーズン対応

快適な着心地と高い機能性。

文字通りゼロプレッシャーな解放感にいったん慣れると、もう手放せなくなる。

年がら年中着ていたくなるだろう。

ゼロプレッシャースーツは基本はオールシーズンで着用可能だが、クールビズやウォームビズ向けの提案も行っている。

クールビズ用のモデルにはひんやりと感じる接触冷感生地を採用し、夏の猛暑でも快適に着用できるようにしている。

一方、ウォームビズ用のモデルでは生地に厚みをもたせ、しかもインナーにニットを着ても好相性となるように光沢を抑え、マットな風合いに仕上げている。

また、色柄においてもブラック、ネイビー、ブラウン、グレーなどの取りそろえがあるのも魅力だ。

クールビズ
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ウォームビズ
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夏場なら涼し気な印象のネイビー、冬場にはぬくもりの感じるブラウンなど季節や着用シーンに応じて使いわけもできる。

サイズ展開も脱・従来型スーツ

サイズバリェーションも「脱・従来型スーツ」仕様となっている。

ネット通販で気軽に買い足せるようにサイズの展開をよりシンプルにしているのだ。

通常のスーツなら体型や身長などに応じて20~30程度のサイズや型があり、ネットで購入するとなるとサイズ選択が迷いどころとなる。

一方、ゼロプレッシャースーツは、公式オンラインストア(2024.4時点)をみる限り、SS・S・M・L・LL・3Lとかなり絞り込んでいる。

そこにアイテムによってはWideM・WideLの大きいサイズが加わる格好だ。

サイズ展開ひとつとっても手軽に取り扱えることを優先している。

みじんもストレスを感じさせない「ゼロプレッシャー」をとことん体現しようとしていることがうかがえる。

最強コスパの実現

スーツの常識をくつがえすゼロプレッシャースーツであるが、その着心地と機能性を青山商事は上下で1万円を切る価格で実現することにこだわった。

SNSではこの価格設定への反響も大きい。

ただし、今やスーツ市場はカジュアル化・低価格化が進んでおり、上下1万円程度の価格でもそう驚くにあたらない。

青山商事のライバル、AOKIは上下で1万円台の「パジャマスーツ」を大ヒットさせ、上下で5千円台という「アクティブワークスーツ」も投入。

低価格スーツ市場をけん引している。

さらに同じ紳士服専門店の業界だけではない。

モノタロウ、ワークマン、ユニクロなどの新参組も低価格スーツのライン拡充に余念がないのだ。

そこで青山商事は、ただ低価格というだけではなく、コストパフォーマンスの高さでユーザーを魅了する作戦に出る。

ゼロプレッシャースーツに関する「X(旧ツイッター)には「もっと高くても買っていた」という投稿もあったが、同社は上下で1万円の線は死守することにしたのだ。

手ごわい競合を相手にコスパのよさで一矢報いようとしたのだろう。

究極の着回し力

ビジネスやカジュアルに「ヘビロテ(ヘビーローテーション)」で着回すとなれば、本命のスーツとは別になる。

もっぱら2着目・3着目のスーツの出番となるだろう。

4~5着以上持っている男性の割合は10~40代では20%台にとどまるという調査報告もある(マイボイスコム 2023.4)

2着目・3着目をこれから買おうとするユーザーたちの買い増し需要をどう取り込むのか?

どんなスーツなら手を伸ばしてもらえるのか?

勝負スーツからは外れるため、値の張るスーツは最初から候補にはあがらないだろう。

さりとて、あまりに安っぽくてもそっぽを向かれてしまう。

青山商事がたどり着いた答えは上下1万円の価格で買えるオールラウンド・スーツだったのだ。

ゼロプレッシャースーツであれば、ジャケットのデザインにもくせがなく、ネクタイを締めたドレスアップスタイルから、カットソーにスニーカーといったカジュアルスタイルまで着回せる。

シーンを選ばずマルチなコーディネートが楽しめるのだ。

さらにスラックスはベルトループとドローコードの2way仕様。

腰回りの隠れた位置にドローコード(パーカーのフードを絞るひもの形に似た締まりを調節するコードのこと)が付いており、その日の装いに合わせてシャツの裾をインでもアウトでもいけるのだ。

ビジネスシーン、オフィスカジュアル、そして普段の街着にと自ずと着用頻度は増えるだろう。

そんなヘビロテで着回しの効く、コスパのよい一着として選ばれる。

そこに青山商事は照準を絞ったのだ。

スポーツの世界にはどんなプレイも器用にこなす隙のないオールラウンダーがいるもの。

ゼロプレッシャースーツもしかりである。

着回し力抜群の究極のオールラウンド・スーツ。

そんな役回りを狙いすまして、同商品は需要をガッチリと捉えることに成功したのだ。

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