オーダースーツ SADA 口コミ・評判 圧倒的な強みと留意点

オーダースーツ SADA
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「オーダースーツ SADA」の最大の売りは税抜19,800円からという破格の安さの フルオーダースーツ。

着丈や袖丈などサイズ調整にとどまるパターンオーダーとは異なり、フルオーダーは身体のサイズに加え、微妙な体型の癖に合わせた細やかな調整が可能となる。

それゆえ、シルエットの美しさや着心地が格段に違う。

レビューや口コミでもユーザーから高く評価され、一度経験すると既製スーツやパターンオーダースーツには戻れなくなる人もいるようだ。

価格が高く高嶺の花だったフルオーダースーツを人々の身近にグッと引き寄せたオーダースーツ SADA。

なぜ、既製スーツと変わらない低価格で “フルオーダー”が実現できたのだろう?

本記事ではユーザーの評価ポイントも織り込みながら、卓越した同社の事業運営のありように迫る。

また、実際のオーダーの流れに沿いながら、同社のスーツの魅力やオーダーのコツについても掘り下げてみたい。

目次

オーダースーツ SADAとは?

「オーダースーツSADA(以下「SADA」)」の業績が好調だ。

昨今の低価格オーダースーツ人気と相まって、2024年は過去最高の売上高を見込んでいるという。

19,800円(税抜)から購入できる低価格の“フルオーダー”スーツを最大の売りとし、全国主要都市に46のオーダースーツ専門店を展開(2024.7現在)。

もともと「SADA」は大手百貨店や全国の紳士服店からオーダースーツを受注し、自社工場で縫製する卸事業だったという(NIKKEIリスキリング 2018.9.13)

2011年から自ら直営店を起ち上げるが、その運営には生地の企画・仕入れ、自社工場での縫製など卸事業で培ったノウハウが存分に生かされているようだ。

パターンオーダー vs. フルオーダー

そもそも「SADA」がいうフルオーダースーツとはいったい何なのか?

昨今は「洋服の青山」や「ユニクロ」などによるオーダースーツブランドが人気を集めているが、その多くはパターンオーダーである。

そのパターンオーダーとフルオーダーにはどんな違いがあるのだろう?

そこに「SADA」の圧倒的な優位性があるため、ここで少し掘り下げておこう。

既製スーツにせよ、オーダースーツにせよ、当然ながら生地を裁断する必要がある。

もちろん、やみくもに裁断するのではなく、縫製するときちんと立体的なスーツの形になるように裁断しなければならない。

その際の設計図のような役割を果たすのが型紙(パターン)だ。

海外のハイブランドの先鋭的なデザインスーツであれば、細かなディテールやシルエットがその型紙に反映されることになる。

先鋭的なデザインスーツ

その型紙が既製スーツの場合は最初から決まっていて、その型紙に沿って生地が裁断され、大量生産されていく。

その既製スーツに若干のサイズ調整を加えられるのがパターンオーダーだ。

ベースとなる型紙は決まってはいるが、1人ひとりの身体のサイズに合わせて調整が利く。

ただし、変えられるのは着丈や袖丈といった「縦寸」に限られることが多い。

肩幅と胸囲、おなか周りなど「横寸」は原則変えられないパターンオーダーのブランドは少なくないのだ。

フルオーダーの利点とは?

ところが、フルオーダーとなると制約は一気に取り払われる。

最初から型紙ありきではないのだ。

1人ひとりの採寸データに基づいて型紙を作成することから始まる。

そのため、「縦寸」「横寸」などのサイズのみならず、個人の微妙な体型の癖に合わせた細やかな調整も可能となるのだ。

「SADA」の公式サイトによれば、サイズ通りにスーツを仕立てたとしても、身体のラインに必ずしもフィットしないという。

そもそもの体型に合っていないとシルエットの美しさや着心地に大きな差が出てしまう。

たとえば、肩幅が広く「いかり肩」の人だとパターンオーダーでは背中にシワができてしまったり、アームホールが窮屈になったりする。

逆に「なで肩」の人だと、パッドを厚めにするなど適度な補正をしないと頼りない印象を与えたり、両脇にシワが入ったりするのだという。

アスリートで筋肉質の人だとさらに深刻だ。

胸板が厚かったり、ももまわりが太かったりするため、パターンオーダーで仕立てても圧迫感や窮屈さからは逃れられない。

一方、フルオーダーならそんな不快感が根こそぎ解消されるのだ。

とはいえ、フルオーダーは何も特殊体型の人たちのご用達というわけではない。

標準体型の人でもよりフィット感を高めたスーツをおしゃれに着こなすのにフルオーダーを選ぶこともある。

フィット感を高めたスーツ

このようにフルオーダーの利点は明らかであるが、その価格と納期がネックとなる。

細かく採寸したデータをもとに型紙を起こし、裁断、縫製の工程を経ると価格は最低でも20~30万円はする。

納期も1~2ヵ月は覚悟しないといけない。

それゆえフルオーダースーツはステータスを求める裕福な中高年に限られ、若年層には縁遠い存在だったのだ。

「SADA」が仕掛けた価格破壊

「SADA」はそんな閉塞的なフルオーダーの市場に価格破壊を仕掛ける。

本格フルオーダースーツにもかかわらず、初回の注文に限っては19,800円からと既製スーツと変わらない価格帯で提供し、業界を驚かせる。

価格破壊
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なぜそんなことが可能なのか?

大きくは「SADA」の事業のありように起因する。

驚きのコストパフォーマンスが自ずと発揮されるように事業を進化させてきたのだ。

創業100年を超える「SADA」は、生地の卸売りに始まり、やがて縫製業に進出し、その後は生地の仕入れから縫製、小売りを一貫して自社で手掛ける企業へと変貌を遂げてきた。

こう聞くとユニクロやニトリのような製造小売業(SPA/Speciality Store Retailer of Private Label Apparel)が連想されるが、製造小売企業の多くは自社で工場を持たない。

外部の協力工場に生産を委託している。

一方の「SADA」は国内外に自社工場を持つ。

「工場直販」とすることで中間マージンを最小限に抑え、しかも工場の機械化・自動化を果敢に進めてきている。

1人ひとりの採寸データに基づく型紙作成から裁断、縫製を機械で行うしくみを構築し、1点もののオーダースーツを量産できる体制を整えたのだ。

1日の生産着数は約400着、年間の総着数は12万着に達するという。

そのことがスケールメリットを生み、さらなる低コスト化を呼び込む。

「SADA」の品質を犠牲にしない価格破壊はこうして引き起こされたのだ。

口コミの評判は?

そんな「SADA」の事業運営から生まれるスーツはユーザーからも熱い支持を集める。

レビューサイトやSNSなどネット上の口コミは総じて高評価だ。

その矛先はやはりフルオーダーならではのフィット感や着心地、そしてコストパフォーマンスに集中している。

さらに「SADA」の直営店では細やかな採寸を含め、ユーザーと担当スタイリストが相談しながら創り上げていく体制が整っているのだろう。

口コミには手厚い接客への感謝の弁が多くつづられている。

口コミに目を通していると1つ気づくのが、「SADA」の口コミには、パターンオーダーの新興ブランドに比べると、リピーターの書き込みが多いことだ。

かつては「SADA」も積極的な新規出店にまい進していたが、昨今は既存店を同じエリア内のより好立地の場所へと「移転拡大」する方向に舵を斬っている。

新規出店となると顧客開拓もゼロスタートとなるが、移転であれば既存顧客をそのまま引き継げる。

リピーターを大事に育てたいという思惑もあるのだろう。

また、「SADA」はオンラインショップにも力を入れており、既に店舗で採寸を済ませたリピーターのほうがそれだけ有望となる。

おそらく既存顧客に向けたそうした取り組みが熱心なリピーターを増やし、その成果が口コミにも反映されているのだろう。

もちろん、「初めてオーダーしました!」というオーダースーツ初心者らしき人の書き込みもあり、新規顧客の獲得がゆるがせになっているわけではないようだ。

前述した初回の注文に限っては19,800円(税抜)という初回お試し価格もその1つだろうし、公式サイトではフレッシャーズに向けたリクルートスーツの啓発も盛んに行っている。

新規顧客を開拓しつつ、リピート購入やファン化も促す。

その両輪がうまく回っていることがネット上の口コミからも透けて見えてくる。

オーダーの流れ

ここまで「SADA」がフルオーダースーツを破格の安さで提供し得る仕組みや体制を整えてきたこと、そしてそれらがユーザーの高評価につながっていることを見てきた。

ここからは「SADA」のスーツの特徴をオーダーの流れに沿ってもう少し細かく見ていこう。

フィット感とコストパフォーマンスの評価がたしかに口コミでは顕著だが、人気の要因はそれだけではないようだ。

基本のスタイルを選ぶ

「SADA」のスーツには3つの基本的なスタイルがある。

「ブリティッシュスタイル」「イタリアンスタイル」「アメトラスタイル」の3つだ。

ここでいうスタイルとはスーツのデザインやシルエット、生地感といった様々な要素を総合的に表す言葉をいう。

たとえば、「ブリティッシュスタイル」であれば公式サイトには以下の説明がある。

ブリティッシュスタイル
  • 細身で堂々とした伝統的スタイル
    • 鎧を纏(まと)っているように着るスタイル。タイトなシルエットながらも重量感があり、ピッタリと身体にフィット知的な雰囲気を醸し出す。

自分がオーダーするスーツにどんなスタイルを求めるのか?

全体的なスタイルを意識することはその後の生地やオプション選びを効率的・効果的に行う上で1つのポイントだろう。

自分にとって最適な一着を仕立てるための羅針盤になるのだ。

まずは自分の体型や着用シーン、人に与えたい印象などを頭に思い浮かべてみよう。

頭に思い浮かべる
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その上で、「SADA」が用意した3つのスタイルを念頭に、仕立てようとするスーツの方向感をざっくりと決めるのだ。

たとえ仮置きでも、スタイルをいったん見定めると担当スタイリストと共通認識が持てる。

そこから詳細を詰めていくことになるが、その際のコミュニケーションを円滑にするのにも一役買うだろう。

生地素材を選ぶ

色や柄、風合い、手触りなど豊富な生地素材から選べるのも「SADA」の魅力の1つだ。

オーダースーツの上級者なら生地の選び方もこなれてくる。

ちょうどワインをテイスティングするように生地選びが楽しめるだろう。

生地選び

しかし、オーダースーツ初心者ともなるとそうはいかない。

そこで「SADA」は初心者でも納得して生地が選べるように工夫をしている。

以下のように生地をいくつかのクラスに分けているのだ(2024.7現在)。

「SADA」の生地のクラス分け
  • ベーシック素材
    • ウール50% + ポリエステル50% オーダースーツの入門に最適。27,280円(税込)。
  • スタンダード素材
    • ウール50% + ポリエステル50% アクティブなビジネスマンに。43,780円(税込)。
  • 快適機能素材
    • ウール50% + ポリエステル50%悪天候でも、悠々と。49,280円(税込)。
  • 3シーズン素材
    • ウール100% 春も夏も秋も、快適。49,280円(税込)
  • 光沢素材
    • ウール70% ポリエステル30% 滑らかで上品な光沢。54,780円(税込)
  • ナチュラルストレッチ素材
    • ウール100% 体の動きにフィットする、伸縮素材。54,780円(税込)
  • 防しわナチュラルストレッチ素材
    • ウール100% 圧倒的な支持を受ける、高機能素材。60,280円(税込)

ウールとポリエステルの混紡率によって価格帯が段階的に上がっていく。

とてもシンプルだ。

クラス分けが生地選びの判断基準になる。

たとえば以下のような観点からスーツを選ぶとしよう。

どのクラスなら欲しい生地がみつけやすいかが端的に判断できる。

  • 試しに買ってみたいので価格はできるだけ抑えたい
  • 外回りの仕事なので汚れをはじく撥水(はっすい)効果は重視したい
  • 身体にスッとなじむストレッチ性にはこだわりたい
  • 通年で着回せる3シーズン素材を持っておきたい
  • ウールの風合いも機能性もどっちも欲しい
  • 勝負服用のスーツなので高見えするのがいい

これら7つのクラスの生地以外にも、「ブランド別編成」になるが、よりランクの高い生地も用意されている。

14万円台の生地もあるようだ。

ただし、高級生地でも「SADA」のコストメリットは生かされており、他の紳士服専門店に比べ半額程度の価格だという。

色や柄を選ぶ

クラスから生地素材を絞り込むと、次は色や柄の選択となる。

公式サイトで一通り閲覧できるが、1つのクラスの中にも色や柄などその選択肢は豊富だ。

スーツの色味
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同じネイビー系でもストライプ、チェック、無地ではかなり印象も変わる。

さらに同じストライプやチェックといっても、どれだけ目立ちやすいか、どれだけきめ細かく入っているかによって醸し出される雰囲気も異なるのだ。

複数の中からたった1つを選ぶとなるとオーダースーツ初心者には荷が重い。

生地選び

そこでまずスタイリストにスーツを着用するTPO(時間・場所・状況)の情報をできるだけ具体的に伝えよう。

もちろん、個人的な好みもあるのでどんな雰囲気を出したいのかも併せて伝えるといい。

経験を積んだスタイリストが提案や助言を適宜してくれるはずだ。

「SADA」のスタイリストたちは単に精緻な採寸するだけにそこにいるわけではない。

そのことに改めて気づく機会となるだろう。

なお、同社の公式サイトには生地選びのポイントして光沢やハリ、しなやかさも挙げられている。

こちらは見た目の印象というより、店舗の生地見本を実際に手に取って確認するのがいいだろう。

生地の手触り

なお、オンラインショップでスーツをオーダーしたい人は、同ショップで「SADA」の取り扱い生地素材をまとめた見本帳(1冊100円 送料無料)が購入できるようだ。

オプションを選ぶ

生地選びが終わると、次はオプションを選ぶことになる。

これも「SADA」の魅力の1つとなるが、衿の形、ポケットの仕様、裏地の色柄、ボタンの種類など多くのオプションが追加料金ナシ(無料)で選べるようになっている。

スーツボタン オプション
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「SADA」のいうフルオーダーとは決してサイズや体型に合わせてスーツを仕立てることだけではない。

様々なオプションを組み合わせて世界で一着だけのスーツにしてこそフルオーダーといえるのだろう。

オプションの選択の幅からもその矜持(きょうじ)が伝わってくる。

それゆえ、「SADA」ではこのオプション選びのことを「デザイン」と呼んでいるのだ。

とはいえ、選択肢が多いため、オーダースーツ初心者はかなり迷う。

ここはやはり素直にスタイリストから提案を受けるといい。

オプション選択の段階では既に生地素材を選び終え、スーツ着用時のTPOや自分の好みに関する情報などもスタイリストに伝わっているはずだ。

各オプションには「~を選んでおけばまず間違いない」といった標準的な仕様(デフォルト)というのがある。

そこに軸足を置きつつも、どこで個性を打ち出すかを対話を重ねながら決めていく。

生地選びにせよ、デザイン(オプション選び)にせよ、先に決めた基本スタイルの情報が役に立つ。

たとえば、ドタ勘で「ブリティッシュスタイル」と選んだにせよ、「イタリアンスタイル」や「アメトラスタイル」を選んでいないことが重要な手がかりとなる。

大枠のテイストゾーンを知っているからこそ、スタイリストたちはどこに遊び心や新鮮味を加えればいいのかの判断がしやすくなるのだ。

採寸する

生地選びとデザイン(オプション選び)のステップを終えるといよいよ採寸に入る。

「SADA」では身体の各部位の20カ所前後を細かく採寸するという。

採寸
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まずはヌード寸法といわれる身体の素の状態での寸法を測る。

しかし、人によってはゆったりめに着たい、ぴったりめに着たいなどの要望もある。

加えて「このスーツはスリムフィットに着こなしたい」など打ち出したいデザイン性もあるだろう。

さらに1人ひとりの体型の癖も加味しなければならない。

ヌード寸法にプラスアルファで、「どこまでゆとりを持たせるか?」の的確な判断が求められるのだ。

「SADA」のスタイリストたちはヌード寸法に自らの見立てを織り込み、出来上がり寸法を提案していく。

それゆえ採寸時にもヒアリングや対話は欠かせないようだ。

オーダーに要する時間と納期

公式サイトによれば、生地選びやデザイン、採寸など全ステップをこなすのに30分~60分程度が標準的だという。

オーダースーツ初心者であればなおのこと、「なるほど、フルオーダーってこういうことか!」と納得感が湧いてくるまで十分に時間をかけたいところだ。

それでこそ2回目以降にオンラインでスムーズに注文できるようになる。

なお、納期は通常約1ヵ月とのことだが、納期短縮サービスもある。

7,700円の追加費用を払えば、国内工場の稼働日10日間で仕立てることもできるようだ。

価格に関する留意点

この記事の最後に「SADA」でスーツをオーダーする際の留意点も1つ挙げておこう。

口コミは総じて高評価と述べたが、もちろんマイナス評価も皆無ではない。

その1つがこの記事の冒頭でも触れた「19,800円(税抜)から購入できる」という打ち出しについてだ。

いくつかのレビューによると、その価格帯では対象となる生地の種類はごくわずかで、実際の出費は(おそらく本人の想定を超え)19,800円よりもずっと高額になるという。

たしかに公式サイトでも「19,800円」という数字が踊る。初回割引のあるオーダースーツブランドは少なくないが、フルオーダーが「19,800円」と聞けば、誰もが「おっ!」となるだろう。

報道記事もニュースのネタとしてその価格に焦点を当てがちだ。

しかし、公式サイトで改めて確認すると、「SADA」のいう初回お試し価格は「初回の注文に限り5,500円引き」となるサービスのこと。

たとえば43,780円のスタンダード素材であればそこから5,500円引きとなる。

税抜の支払い金額がちょうど「19,800円」となる生地は7つのクラスのうち「ベーシック素材」のみで、色や柄は2種類しかない。

結局、その打ち出しの印象と現実に支払う金額との落差に納得がいかず、もやもやしてしまう人が少なからずいるようだ。

報道記事によれば、お試し価格の枠内で購入する人は全体の2割程度で平均購入単価は約4万円だという(WWD 2024.2.6)

「19,800円」という打ち出しはキャッチ―で、要は「SADA」のプロモーション戦略の1つなのだろう。

公式サイトにも対象となる生地の種類はきちんと記載されているのだが、その情報が階層の深いところにあり、なかなかたどり着くのが難しい。

それゆえ期待感だけが先行してしまうのだろう。

迷ったら無料の相談を

昨今は仕事着のカジュアル化が進んだことでスーツ離れが進む。

スーツの保有着数が減った分、こだわりのスーツを持ちたいというニーズが昨今のオーダースーツ人気を支えている。

そんな中、パターンオーダーではなく、フルオーダースーツを体験する最初の一歩として、「SADA」で安価に試してみたい。

既製スーツはもとより、パターンオーダーとどの程度フィット感や着心地が違うのか?

そう思うのなら、対象生地が限られるのを覚悟の上で「19,800円」の価格にとことんこだわってみるのもいい。

2着目、3着目のオーダーに弾みがつくなら、「SADA」は大歓迎のはずだ。

一方で、「SADA」のコストメリットを享受する形で上のクラスのスーツを仕立ててみたいという人もいるはずだ。

素の値段というより、コストパフォーマンス重視派の人たちである。

幸い「SADA」は購入を前提としない無料の「スーツ体型診断」も実施している。

まずは自分の「納得の着地点」がどのあたりにあるのかを知るためにも、一度相談してみるのがいいだろう。

店舗内の雰囲気や接客してくれるスタイリストの雰囲気を直に感じとって、4~5万円ぐらいのスーツをオーダーしてみようと思えば、次のステップに進めいいのだ。

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