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心理法則
バーナム(フォアラー)効果 なぜ、広告やマーケティングに多用されるのか?
「バーナム効果」(ファラオ―効果)とは誰にでも当てはまりそうなことなのに、自分のことだけを言い当てていると感じる現象をいう。 一瞬にして相手を信じ込ませる心理テクニックの一つで、占いや心理テスト、初対面との相手との商談などが典型的な活用シ... -
心理法則
「恐怖アピール」 なぜ、フィアモンガリングの説得効果は強力なのか?
相手の恐怖感情や危険認識に訴え、その相手を特定の方向に説得することを「恐怖アピール(恐怖訴求)」という。 説得コミュニケーションの有効な手立てとして知られ、広告や政治、防災、公衆衛生など幅広い分野で多用されている。 しかし、伝え方も誤ると... -
ヒット商品
大ヒット!「0秒チキンラーメン」 絶大だった「0秒」のインパクト
チキンラーメンを“そのままかじって食べる”用に開発された新商品「0秒チキンラーメン」が一時販売休止になるほどの大ヒットとなった。 3分待つという即席めんの常識を打ち破り、「0秒」と打ち出したことが絶大なインパクトを放ったといえよう。 新たな喫... -
心理法則
スノッブ効果 マーケティングの一矢に「逆張り」の心理
「スノッブ効果」とは商品が市場に広く出回るようになると、購買意欲が低下してしまう心理効果をいう。 「みんなが持っているなら、そんな商品はもう要らない!」という寸法だ。 この心理を逆手に取り、「希少性」を打ち出すことで購買意欲を掻き立てるこ... -
ロングセラー
お~いお茶 濃い茶 なぜSNSで拡散!? 体脂肪シールの謎
2019年に「機能性表示食品」にリニューアルした「お~いお茶 濃い茶」。 その後は40~50代の男性に加え、20~30代の男性や40代以上の女性の新規購入を着実に増やし、売り上げは倍増したという。 健康価値の訴求が奏功したのは間違いないが、実はもう一つ... -
ロングセラー
クラフトボスはなぜ売れた? 若者離れの危機を救った新マーケティング戦略
日本を代表する缶コーヒーブランド「ボス」。 マーケティング上手で知られるサントリー食品インターナショナルの看板ブランドで、個性的なテレビCMでも知られ、その勢いは一点の陰りもなく見えた。 しかし、実は若者の「缶コーヒー離れ」に対し、危機感を... -
心理法則
誤った二分法:人はなぜ、白黒つけたがるのか?
「Aにしますか? それともBにしますか?」 二者択一で問われると、どちらかを選ばなくてはいけない気持ちになる。無性に白黒つけたくなるのだ。 この状況を「誤った二分法」といい、「他にも選択肢があるのに、二つの選択肢だけしか考慮しないこと」を指... -
心理法則
ゴルディロックス効果:人はなぜ、真ん中を選んでしまうのか?
「ゴルディロックス効果」とは3つのランクのうち、中ぐらいを選ぶ傾向をいう。 日本語では「松竹梅の法則」と言ったりもする。 大抵は価格が段階的に異なる3つランクを設け、一番売りたい商品を真ん中に置くのがマーケターがとる価格戦略の常道といえる... -
心理法則
フォン・レストルフ効果(孤立/アイソレーション効果)とは?
「フォン・レストルフ効果」(アイソレーション効果/孤立効果)とは似ているモノが多く並ぶなか、一つだけ異質なモノがあると、その刺激がひときわ目立ち、強い印象を与え、記憶にも残りやすくなることを指す。 至極当然のことのようだが、その効果は絶大... -
売れ続けるしくみ
工具界のアマゾン、モノタロウに「神風」。後手に回った大企業が急になびいた理由
「工具界のアマゾン」との異名をとる工具通販サイトのモノタロウ。 非効率だった間接材(MRO)の調達モデルを抜本的に変革し、直近12年間の売上高成長率は常に20%以上と快進撃が続く。 その強さの秘密を読み解く鍵は、アマゾン創業者のベゾス氏が描いたと...