ニューバランスのセットアップを軸としたアパレルライン「THE CITY(ザ シティ)コレクション」が人気を呼んでいる。
ユーザーの口コミやレビューでは着心地のよさや、シンプルなデザインであらゆるシーンで着回しが効くことが高く評価を得されている。
スポーツウェアのような軽量性と動作性を備えつつ、意外なほどカッチリとしたフォルムが担保されるため、ビジネスやフォーマルシーンにも違和感なくはまる。
暑すぎず、寒すぎないオールシーズン仕様で、着用頻度が増えても、生地に使われている素材の妙で摩耗による劣化が起きにくい。
ジャケットやパンツのみならず、ポロシャツやプルオーバーなどもあり、同じTHE CITYのテイストでカジュアルダウンもかなう。
ビジネスにもカジュアルにも、そしてアウトドアやトレーニングなどアクティブシーンにも、すっと馴染む。
そんなオールラウンドな使い勝手が働く大人たちの心をつかみ、リピーターの獲得にもつながっているようだ。
THE CITY コレクションとは?
ニューバランスのセットアップを軸としたアパレルライン「THE CITY(ザ シティ)コレクション」の売れ行きが好調だ。
ブランドの誕生は2020年の2月。
アルペングループの「スポーツデポ」「アルペン」および公式オンラインストア限定で取り扱われ、「働く大人のデイリーウェア」と銘打つ。
ジャケットやパンツ、ポロシャツ、プルオーバーなどのラインアップを揃え、ビジネスから休日までをサポートするとの触れ込みだ。
発売されるや否や、ニューバランスのシューズを彷彿とさせる着心地と機能性が口コミで評判を呼び、たちまち人気を博す。
シーズンごとに続々と新アイテムが登場することもあって、リピーターも多いという。
ではここで少し、公式オンラインストアでTHE CITYの2024年春夏コレクションのラインアップをのぞいてみよう。
ジャケットとパンツの定番のセットアップに加え、リラックスモードのデニム調のセットアップ、肌離れのよいピケ素材(表面がコーデュロイのようなうねのある立体感のある生地)を使ったセットアップが新たに投入されている。
さらにはプルオーバーのシャツやショーツもある。
全体としては、シンプルでスマートなデザインでくせがなく、たしかにビジネスと休日の両用使いができる印象だ。
価格はといえば、ジャケットが12,650円、パンツは9,900円(いずれも税込)。
セットアップスーツとしては比較的手の届きやすい価格帯といえよう。
市場背景:進むオフィスカジュアル
昨今、働く大人たちの服装は様変わりをしている。
クールビズによって仕事服のカジュアル化が進んだうえ、ロケーションフリーの働き方や出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが定着。
今ではオフィスのドレスコードはスマートカジュアル(きれい目カジュアル)が一般的となった。
かつてのように単純にオンとオフで線を1本引いておけばいいというわけにはいかない。
取引先の前でさえもビジッとスーツで決め過ぎると堅苦しい印象を与えかねない。
一人ひとりがTPOに合わせ適度な塩梅(あんばい)を模索することが強いられる時代に入ったのだ。
このトレンドを受け、大手の紳士服専門店らが商機を見いだす。
オン・オフにとらわれず着回しの効くセットアップスーツが盛んに発売されるようになった。
しかし、手ごろな値段で買えるのはいいが、どうしても実用性に重きが置かれ、テイストが似通ってしまう。
無難と言えば無難だが、遊び心を特段くすぐられることはない。
画一的な印象がにぬぐえないのだ。
そこにスポーツブランドから一石を投じたのがニューバランスのTHE CITYである。
今どきの働く人たちの服装への戸惑いを吹き飛ばすかのように、新たなソリューションを提供したのだ。
ジャケットとパンツのセットアップ1つとっても、従来のアパレルブランドとは一線を画す。
一目で世界観の違いが伝わってくる。
THE CITYのテーマに「FIT」
そのTHE CITYのブランドのテーマは「FIT(フィット)」だという。
ニューバランスの公式サイトには以下のようにある。
あらゆる人にFITし快適に日々を過ごすことができるよう、「体型」「シーン」「時代」にFITすることをテーマに、トータルコーディネートが可能なコレクションを提案
この「FIT」は世界的なスポーツブランド、ニューバランス自体のデザイン哲学でもあるらしい。
THE CITYもその哲学を受け継いだのだ。
「FIT」は日本語でも「合う、フィットする、ぴったり」といった意味でふつうに使われるが、ではなぜ「フィットネス」が身体の良好な状態を表すのか?などと考え始めると案外奥深い。
類語辞典で調べてみると、形容詞としての「FIT」の同義語には「lean(ひきしまった)」「alert(俊敏な)」「motivated(やる気のみなぎった)」なる言葉が並ぶ(英語の例文辞典「SKELL」)。
英語では「Survival of the fittest(適者生存)」という決まり文句があるが、これはしなやかに俊敏に環境に即応する者が生き残れる適者(the fittest)となるといった意味だ。
THE CITYは、「FIT」が指し示す柔軟な適応力をたたえたブランドなのだろう。
「体型」「シーン」「時代」に即応することで働く人たちのパフォーマンス向上を後押しし、適者へと変えていく。
ニューバランスはTHE CITYにそんな使命を授けたのだ。
アルペンとのコラボのわけ
ニューバランスの公式オンラインストアでTHE CITYが売られることはない。
冒頭でも触れたがアルペングループ限定の取り扱いとなる。
実はニューバランスがTHE CITYを起ち上げるのにアルペンと手を組んだのには、THE CITYのコンセプトにアルペンが強く共感したことがあった。
アルペンはブランドのスローガンに「スポーツをもっと身近に」を掲げており、そこにはスポーツをより普及させて、人々の人生を豊かにさせたいという想いが込められている。
それゆえ、アルペンはニューバランスがTHE CITYと通して「働く大人たちの人生をもっとアクティブにサポート」するという取り組みに手を携えることにしたのだ。
口コミで高い評価
2020年に発売されたTHE CITYだが、ネット上には購入者たちが書き込んだ口コミやレビューが蓄積されている。
総じて着心地のよさや、あらゆるシーンにフィットし、着回しが効くことが高い評価を得ているようだ。
オンやオフ、さらにはビジネスシーンでもいけるという。
口コミで特徴的なのは、軽量性やストレッチ性に再々驚きの声が上がっていることである。
ジャケットなどは「出張の時や念の為持って行く時に最適」というコメントもあり、扱いの手軽さも評価のポイントとなっているようだ。
書き込みからは購入者たちがニューバランスのスニーカー等の愛用者だったか否かはわからない。
しかし、同ブランドの知名度やイメージがTHE CITYの購入に踏み切る上で、一定の役割を果たしていることは間違いないだろう。
THE CITYはニューバランスのロゴのあしらいが絶妙で、たとえばジャケットであれば襟元の裏地やボタンにさりげなく入っている。
口コミではあからさまに主張しない “さりげなさ” に共感する声が集まる。
そう書き込む以上は、ニューバランスの証しが入っていること自体に異論はなく、むしろ悦びなのだろう。
こうした購入者たちの生声を読む限り、THE CITYの「FIT」のテーマは、まさに以心伝心のごとく、寸分たがわずユーザーに伝わっているようだ。
ここからはTHE CITYのスペック詳細に目を向け、それらのスペックが着心地や着回しのよさにどう貢献しているのか?を読み解いていこう。
そのうえでTHE CITYの特徴的なポイントや利点を明らかにしてみたい。
THE CITYの特徴や利点
素材:着心地の源泉
THE CITYがユーザーから支持される理由を1つに絞るとしたらおそらくこの素材になるだろう。
スポーツブランドとしてジャケットやパンツなどの生地の素材には相当こだわったようだ。
ラインアップの多くは「サークルストレッチウーブン」(ウーブンは「織り方」の意)という素材が採用されている。
「サークルストレッチ」の名まえが示す通り、360度全ての方向に伸びるため、ほぼ着圧を感じることがない。
スーツの着用時に、とっさに腕を上げたりしゃがんだりするともれなく窮屈で突っ張った感覚が伴うが、THE CITYにはその不快感が一切ない。
「サークルストレッチウーブン」は一見スポーツウェアのジャージー素材のように見えるが、さらっとした感触でしかも超軽量。
ユーザーたちがわざわざ自分の着用体験をネット上に書き込むのも、この素材由来の着心地にハッとさせられたことが大きいだろう。
機能性:自宅で洗濯OK
「サークルストレッチウーブン」の素材は実用価値に直結する。
撥水(はっすい)性に優れ、急な雨でも水を弾く仕様。
しかもシワになりにくく自宅の洗濯機で洗えるという。
スーツブランドの公式サイトにはメンテナンスやクリーニングの方法、シミや汚れなどの対処法などが事細かに記されいることが多いが、THE CITYならそういったことにわずらわされることがない。
手で持ち運んだり、カバンに畳んで入れたりと少々雑に扱っても、THE CITYの回復力が半端ないのだ。
機能性に優れ、扱いが手軽なこともTHE CITYを「働く大人のデイリーウェア」たらしめる理由の1つなのだろう。
定番カラーやサイズ感
2024年春夏コレクションでは、たとえばジャケットであれば、そのカラーはネイビー、グレー、ブラック、ベージュが用意されている。
ジャケパン以外のアイテムだとグレイシュブルーやライトグレー、カーキーなどが加わる。
いずれも落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す色合いだ。
ただし、リピーターの口コミによれば、グレーやネイビーなど同じ色味でもシーズンによってトーンが異なるという。
THE CITYのテーマには「時代にFITする」とあり、ベーシック&シンプルに軸足を置きつつも、その色味にはシーズンごとのトレンドが反映されているようだ。
サイズはアイテムによって異なるが、定番のジャケットであればS、M、L、XL、2XLの5種類となる。
また、ジャケットはやや大きめらしく、ワンサイズ下げて買って正解だったの口コミが散見される。
長年のサイズ選択の慣行に逆らうのはちょっと勇気がいるが、ワンサイズ下げてピッタリめサイズを選んでも、伸縮性の高い素材のため窮屈感を覚えることはないようだ。
シーンレス
そして口コミでも言及率が高いのが、THE CITYがどんなシーンにも溶け込んでいくことだ。
くせのないデザインと快適な着心地ゆえに、部屋着、街着、仕事着として違和感なくはまる。オフィスシーンでカジュアル過ぎるということはまずない。
逆に、カジュアルなシーンで「仕事のスーツをそのまま着ている」といった印象を与えることもないだろう。
素材の風合いとデザインのなせるわざで、スッとシーンに馴染むのだ。
THE CITYのジャケットは「イージーシティージャケット」と「シティージャケット」の2つのラインがある。
「イージーシティージャケット」はストレスフリーで適度な緩さを備えており、一方の「シティージャケット」はすっきりとしたシャープなシルエットだ。
仮に「イージーシティージャケット」であれば、在宅時にオンライン会議をこなした後で、着替えることなく部屋着として着用していても窮屈感はないだろう。
そのまま買い物やカフェに出かけてもいい。
昨今は歩きやすいスニーカーで通勤する「ウォークビズ」も定着しつつある。
THE CITYのセットアップならそんな装いにもピッタリだ。
ここぞとばかり、お気に入りのニューバランスのスニーカーに合わせて自転車で通勤すれば、我が意を得たりの心境になるだろう。
ビジネス&フォーマルシーン
ここまでTHE CITYのセットアップがオンとオフの境界なく着用できることに触れてきた。
残る懸案はビジネスやフォーマルな場面で着用可能かどうかだろう。
スポーツブランドのセットアップで取引先の商談や冠婚葬祭などの場面で失礼にあたることはないのだろうか?
そこも難なくクリアだ。
スポーツウエアの着心地ながら、フォルムがカッチリとしているため、通常のスーツと遜色ない見た目が担保される。
上下の素材を揃えセットアップ使いをすれば、結婚式や入学式などに着るフォーマルスーツとしても十分に通用するだろう。
そこに高級感を加味したいなら、THE CITYのプレミアムラインを着用するという選択肢もある。
価格は定番のジャケットの2倍近く(12,650円→24,200円)にもなるが、より上質さが際立つ風合い仕上がっている。
ただし、プレミアムラインは公式オンラインストア、もしくはアルペンの旗艦店でのみの取り扱いのようだ。
オールシーズン
さらにTHE CITYがブランドテーマの「FIT」を体現していることに、オールシーズン仕様になっていることがある。
年間を通して着回せるよう、暑すぎず、寒すぎない、絶妙な生地の厚みにこだわったという。
昨今はクールビズが浸透しており、夏場はノージャケットのことも多い。
THE CITYさえ持っていれば、春夏用のスーツをわざわざ買い足すまでもないだろう。
冬場はニットのインナーやコートて調整すればいい。
通年で着用頻度も増え、生地の傷みが早いのではと心配する向きもあるかもしれない。
しかし、そこはTHE CITYに使われている素材の妙だ。
生地の摩耗による劣化が起きにくい。
ヘビーローテーションで着用しても型崩れしにくく、きちんと感のあるシルエットが維持される。
コストパフォーマンスの点からいっても、働く大人たちには心強いだろう。
パンツ・バリエーション
THE CITYの特徴の1つが、パンツのシルエットにもいくつか選択肢があることだ。
出自がシューズブランドであるがゆえ、足元に近いところのデザインには自然に力が入ったという。
2024年春夏コレクションには以下のようなシルエットがある。
- ストレートフィット
- 細すぎず太すぎない直線的なシルエット。流行にとらわれないシンプルなデザイン。
- スキニーフィット
- 体のラインにフィットするシャープなスキニーシルエット。
- スリムテーパードフィット
- 腰回りはゆとりがあり、ひざ下から細くスリムなシルエット。脚のラインがきれいに見える
サイズはシルエットごとにS、M、L、XLの4種類。
カラーはネイビー、ブラック、グレー、ベージュがある(ピケ素材のものはネイビーとブラックのみ)。
また、ウエストの内側にひも(ドローコード)がついており、リラックスしたいときにはベルトなしで着用できる。
パンツのこうした仕掛けにもブランドのテーマである「FIT」が息づいているといっていい。
トータルコーディネート
記事の冒頭で触れたブランドのテーマに「トータルコーディネートが可能なコレクション」とある。
THE CITYのラインアップはジャケットやパンツにとどまらないのだ。
公式オンラインストア(2024年5月時点)をのぞくと、ジャケットやパンツに合わせやすいポロシャツやプルオーバーがそろっている。
自転車通勤に重宝しそうなバックパックまであるようだ。
さらにフーデットジャケットなどよりアクティブなシーンに合うアイテムも扱う。
1つのブランドで複数アイテムを買い足してもらえれば客単価もある。
当然そこにはしたたかなマーケティング戦略もあるだろう。
しかし、ユーザーとしても、統一されたテイストでおさまりよくコーディネートができるのは有り難いはずだ。
たとえば、ジャケットとパンツをセットアップ使いするにしても、あまり堅苦しい印象を避けたいという日もある。
そんなときは同じTHE CITYのポロシャツをインナーに持ってくる。
さらに別の日にはそのインナーの上にフーデットジャケットを羽織ってアクティブな装いにする。
テイストを統一しつつ、柔軟な着回しが気軽にできるのがTHE CITYの真骨頂だ。
ここからはジャケットとパンツ以外にどんなアイテムがあるのか、2024 年の春夏コレクションから主だったものをあげてみよう。
ポロシャツ
THE CITYのポロシャツは隠れた人気アイテムなのだという。
襟元が立体的なボタンダウンスタイルで、一瞬ドレスシャツのような印象を与える。
ネクタイを結んでも違和感がない。
胸元にはスニーカーのマークが入っており、さりげないアクセントがユーザーには好評のようだ。
同じマークが入ったTシャツもある。
ニットプルオーバー
ベーシックなデザインでTシャツ感覚で着用できるニット。
サマーニットのようにさらっとした感触で着用時には心地よい軽量感が味わえるという。
ジャケットの下に持ってくるとポロシャツとはひと味違う印象を与える。
一方で、ニットとはいえTHE CITYらしい機能性の高さは健在。
毛玉にになりにくく伸縮性にも優れており、休日などのカジュアルなスタイルにも適している。
胸元には、グレイシュブルーやライトグレーなどの生地色と同化したニューバランスのロゴがほんのりと見える。
その抑えめの主張がなんとも心憎く、かえって印象に残る。
同じニットでカーディガンタイプもある。
ショーツ(短パン)
夏場に向けて重宝するショーツも紹介しておこう。
THE CITYのショーツはすっきりとしたクリーンなシルエット。
カラーはカーキーやセピア、ブルーグレーといった落ち着いた色味だ。
Tシャツにショーツとラフなスタイルても、同じTHE CITYで上下をそろえるとどこか品のよい雰囲気となる。
左右のハンドポケットと後ろポケットが付いており、小物も入るため街着としても重宝しそうだ。
ショートスリーブシャツ
Tシャツやプルオーバー以外に、THE CITYには襟付きで前開きボタンタイプのシャツもある。
シンプルなシルエットで両サイドに隠れた形でポケットが付いている。
チームスポーツのコーチが着用していたことからその名がついた「コーチジャケット」を模したデザインにしたという。
裾にひも(ドローコード)が付いており、1枚で着用してもいいし、Tシャツの上から羽織ってもいい。
グレイシュブルーやオリーブの色味とも相まって、市場に出回るカジュアルなシャツとはひと味違った風合いになっている。
フーデットウーブンジャケット
アウトドアやトレーニングなどアクティブシーンに寄ったアイテムについても触れておこう。
その1つがTHE CITYのフード付きジャケットだ。
ややゆったりめのリラックスシルエットを採用している。
デザイン自体はシンプルで街の風景にも違和感なく溶け込み、日常のタウンウエアとしても常用できる。
胸元のニューバランスのロゴは光を反射させるリフレクト仕様。
また、隠れた位置に小物が吊るせる金具(Dカン)を備えている。
街着にはオーバースペックではあるものの、アウトドア感覚が味わえるのが魅力だろう。
同じデザインでジョガーパンツもある。
ジョガーパンツとは裾がリブやゴムで絞られ、足元がすっきり見え、ランニングなどに重宝するパンツをいう。
THE CITYのフーデットジャケットと上下セットで着用するとスタイリッシュな印象に様変わりする。
さらにフィットするブランドへ
今回の記事ではニューバランスのTHE CITYコレクションを取り上げ、その魅力に迫った。
そのスペックやデザイン、ラインアップのどれをとっても「FIT」を標ぼうするだけのことはある。
ビジネスにカジュアルに、さらにはアクティブなシーンにもすっと馴染む。
時には予想を超えるようなアイテムもコレクションに加わり、もはや単にスポーティというだけでは片付けられない。
泰然とした融通無碍(ゆうずうむげ)のスタンスがブランドからにじみ出てくるのだ。
THE CITYを紹介する報道記事に「リピーター続出」とあったが、ブランド特有のしなやかな適応力が今どきの働く大人たちの共感を呼ぶのだろう。
高い支持を集めていることから、今後もシーズンごとに趣向を凝らしたアイテムが続々と登場するだろう。
今後のブランドの進化に期待したいところだ。