DIFFERENCE オーダースーツの口コミと評判 比類なき魅力とは?

DIFFERENCE ディファレンス コナカ オーダースーツ
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紳士服専門店のコナカが運営するオーダースーツブランド「DIFFERENCE」

2016年の起ち上げから着実に支持を広げ、業績も好調を維持し、今やコナカの成長戦略の柱となる。

全国の主要都市に60店強のオーダースーツ専門ショップを展開し、プロのテイラーの接客を介してクオリティの高いオーダースーツを提供する。

しかも、価格はスーツ上下で38,000円からとリーズナブルだ。

そして「DIFFERENCE」のユニークな点がユーザー1人ひとりのオーダーフローに伴走する専用アプリを有していること。

リアルなショップでの接客とアプリがどんなメリットをユーザーにもたらすのか?

本記事ではユーザーの口コミやレビューを俯瞰しつつ、「DIFFERENCE」の高評価のポイントを明らかにしていく。

目次

「DIFFERENCE」とは?

コナカのオーダースーツ事業

オーダースーツブランドの「DIFFERENCE(ディファレンス)」が支持を広げている。

紳士服専門店のコナカが運営するオーダースーツ事業のブランドで、「DIFFERENCE」の名のもと全国に66のオーダースーツ専門のショップを構える(2024.7時点)。

コナカといえば、「紳士服 コナカ」や「スーツセレクト」などがよく知られる。

「DIFFERENCE」はそれら既製スーツ量販店とは規模では及ばないが、業績は好調で新規出店も相次ぐ(PR TIMES 2024.3.11)

今やコナカの成長戦略の柱となっているのだ。

昨今のスーツ市場といえば、低価格オーダースーツがブームの兆しを見せており、既に多くのブランドが林立している。

「洋服の青山」や「AOKI」など従来の紳士服専門店のみならず、ユニクロやワークマンなども参入を果たしており、消費者の選択肢は広がりつつある。

「DIFFERENCE」は2016年に1号店をオープン

低価格オーダースーツの人気が広がる先駆けにもなったブランドだ。

「DIFFERENCE」のコンセプト

「DIFFERENCE」のコンセプトは「パーソナライズ」

オーダースーツであればどのブランドも「パーソナライズ」じゃないか?

そう思われるかもしれない。

しかし、「DIFFERENCE」の場合は身体のサイズに合ったスーツが仕立てられることにとどまらない。

スマホに専用アプリをダウンロードし、ひとたび専用アカウントをつくると、オーダーから商品の受け取りまでのオーダーフローがパーソナライズされる仕掛けになっている。

専用アプリでは、来店予約が入れられるほか、生地見本や様々なオプションメニューも分かりやすい形で表示される。

採寸データや購入データの履歴も残り、2着目以降のオーダーにも役立てられるのだ。

スマホからスーツオーダー
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ショップで一度プロのテイラーに採寸さえしてもらえば、その採寸データをもとにオンラインショッピング感覚でスーツがいつでもオーダーできるようになる。

「DIFFERENCE」の主要購買層は30代前後の男性という。

その年代であればスマホの扱いに慣れており、てのひらの上で完結するサービスは歓迎されるのだろう。

口コミの評判は?

ではユーザーからはどのように評価されているのだろう? 

口コミサイトやSNSのレビューやコメントを読むと、評価のポイントはおおむね以下の4つに集約されるようだ。

1.自分だけの一着がつくれる

「つるし」といわれる既製スーツではなく、自分だけの一着をオーダーできる喜びはやはり大きい。

オーダースーツの低価格が進み、普及期に入ったのはつい最近のこと。

おそらくはスーツをオーダーすること自体がまだまだ新鮮なのだろう。

縁遠い存在だったオーダースーツ「自分にもオーダーできた」という達成感と安堵感が入り交じったコメントが多く残されている。

2.特殊体型の悩み解消

自称「特殊体型」の人たちがサイズの悩みを解消できたことも評価のポイントのようだ。

アスリートで筋肉量が多く、既製スーツの肩や胸回りがきつく感じる人、細身で既製スーツがだぶついて見えてしてしまう人。

さらには体型に左右差のある人。

「DIFFERENCE」の口コミを読むと、やり過ごしいていた体型の悩みが多く吐露されている。

さながら「特殊体型」のプチ自慢の様相だ。

その体型ゆえの悩みを「DIFFERENCE」が解決してくれたときの感激はひとしおなのだろう。

多くの好意的なコメントが寄せられている。

3.コスパの高さ

従来のオーダースーツに比べると価格がリーズナブルというコメントも散見され、そのことも満足感につながっているようだ。

実は「DIFFERENCE」は数あるオーダースーツブランドの中で最も安いわけではない。

より割安に仕立てられるブランドはほかにいくつもある。

しかし、得られるクオリティやスムーズなオーダー体験が、コスパのよさに対する納得感を高めているのだ。

4.質の高い接客サービス

プロのテイラーによる採寸やカウンセリングなど接客力も一定の評価を受けている。

単に丁寧で気持ちのよい接客というだけではない。

「自分だけの一着」を仕立てるのに、迷いどころの1つひとつに提案や助言をしてくれる。

その提案力も含めて、テイラーたちの質の高い接客力が高く評価されている。

口コミで評判を呼ぶ要因とは?

そうしたレビューやコメントはたいてい“寸評”であり、評価の理由が詳しく書かれているわけではない。

しかし、「DIFFERENCE」の店舗設計や充実した品揃え、アプリの使い勝手などを照らし合わせれば、どんなしくみがポジティブな評価つながっているのかの推測は難しくない。

ブランド名の「DIFFERENCE」にはもともとは「相違」「差異」などの意味がある。

「今までの常識とすべてが違う、全く新しいオーダースーツ」を目指しているブランドなのだという。

いったい「DIFFERENCE」にはほかのブランドにはないどんな違いがあるのか?

ここから「DIFFERENCE」を利用する人に待ち構えるオーダーフローを一通り見ていこう。

併せて高い満足度の要因も探ってみたい。

1.店舗設計

先に触れたが、「DIFFERENCE」はオーダースーツ専門のショップを構えている。

他の紳士服専門店のように、既製スーツの店の一角でオーダーを受けつけているわけではない。

「DIFFERENCE」のショップはいずれも、仕事帰りにふと立ち寄れそうな、全国主要都市の好立地の場所にある。

出張の合間に採寸だけしてもらうのに立ち寄るという使い方もできそうだ。

ショップはこじんまりとしていて、隠れ家的な雰囲気が漂う。

空間デザインも豪華というより瀟洒(しょうしゃ)だ。

いわゆる「つるし」のスーツはおかれておらず、代わりに目をひくのは壁一面にディスプレイされた生地見本

生地見本はアプリや接客時に使う見本帳(ハンチブック)でもチェックできるが、ショップであれば、直に手に取って、手触りや風合いなどを確認することができる。

生地を肩から掛けて顔映りのチェックもできるのだ。

2.来店予約

「DIFFERENCE」のオーダーフローは、スマホにインストールしたアプリを起動し、来店予約するところから始まる。

ここでポイントとなるのが事前のカウンセリングシートの記入である。

カウンセリングシートといっても、選択肢形式のいくつかの質問に答えていくもので5分とかからない。

アプリ起動→来店予約
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しかし、自分がオーダースーツに求めるイメージを、ショップで担当するテイラーに事前に伝える重要な役割を果たす。

ショップではその記入内容からニーズや好みをテイラーが汲み取り、おすすめの生地や、ボタン・裏生地などのオプションを予め見繕っておいてくれる。

なお、来店予約は「相談のみ、生地のチェックのみ」の予約も受け付けている。

実際にスーツをオーダーする手前で、相談先の1つとして来店し、軽く感触をつかんでおくという使い方もできるのだ。

3.カウンセリング

来店すると最初に担当のテイラーからカウンセリングを受ける。

ここではスーツの用途や着用シーンなど、より具体的なニーズを伝えるといい。

「どんなスーツに仕立てていくか?」をオーダーをする側とオーダーを受ける側が互いに擦り合わせていくのだ。

担当するテイラーは「マイ・オーダースーツ・プロジェクト」のパートナーだと思えばいいだろう。

マイ・オーダースーツ・プロジェクト
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実はコナカは2006年から別のブランド名でオーダースーツ事業を展開しており、「DIFFERENCE」のテイラーたちはそこでの長年のノウハウを受け継いでいる。

その経験値が「聞く力」や「提案力」に生かされ、口コミでも高評価の接客力につながっているのだ。

4.生地の選択

カウンセリングが終わると、次は生地を選ぶことになる。

「DIFFERENCE」に限らずだが、生地選びはスーツをオーダーする際の最大の悩みどころといえよう。

ここからは生地をどう選ぶのか、色や柄に加え、機能性や着用シーズン、価格帯など4つのポイントに分けて見ていこう。

4-1.色や柄、風合いから選ぶ

「DIFFERENCE」では表生地と裏生地を足し合わせるとゆうに200種類を超える品揃えがある。

価格帯別に分かれているため、実際は予算の範囲内から選ぶことになり、選択肢は絞り込まれるが、それでも迷いは尽きないだろう。

しかし、ここで「DIFFERENCE」は1つの仕掛けを用意している。

他店の多くは生地の見本帳(バンチブック)から選ぶことになるが、貼ってある小さな生地見本から出来上がりをイメージするのは案外難しい。

ところが「DIFFERENCE」はアプリ上に生地見本が揃っていて、事前におおよそのあたりをつけることができる。

しかも、選んだ生地の完成形が「3DCG」でリアルな質感を伴って再現されるのだ。

オーダースーツ初心者にとってはイメージしやすくうれしい機能だろう。

ショップでもテイラーがおすすめの生地を選び、タブレットで完成形を示してくれるという。

4-2.機能性から選ぶ

生地は色味や柄、風合いなどで選ぶのが王道だろうが、実は「DIFFERENCE」が扱う生地は、昨今のスーツ市場でもてはやされる「機能性」においても充実している。

公式サイト(2024.7時点)で生地のラインアップを見てみると、ストレッチが効いて身体になじむスーツ、シワになりにくくイージーケアに特化したスーツ、軽量で清涼感に優れたスーツなど選択肢の幅は広い。

どんな用途やシーンでスーツを着用するかにいったん立ち返り、機能性にこだわって生地を選んでもいいだろう。

オーダーするスーツが、ここぞというときに着る「一張羅」ではなく、着用頻度の高いデイリーユースが前提ならば、「劣化しにくくメンテナンスが楽」といった観点から生地を選ぶのも一法だ。

昨今話題を集めている、家庭で洗えるウォッシャブルタイプの生地も揃えている。

4-3.着用シーズンから選ぶ

「DIFFERENCE」の生地は、着用シーズン欄に「春夏秋」という表記が多い。

オールシーズンあるいはスリーシーズンともいわれ、年間を通して比較的長い期間着用できるスーツのことをいう。

昨今はクールビズが定着し、真夏はジャケットを着用しないことも多く、真冬はニットなどのインナーで補えばいい。

「春夏秋用」の生地ならば春夏・秋冬用のスーツを買い足すこともなく、長いスパンでみれば手持ちのスーツの数を減らせる。

トータルコストでみると経済的となる。

収納スペースも抑えられ、「衣替え」が必要なくなるのだ。

オフォスカジュアルが進んで、ふだんスーツを滅多に着用しない人ならなおのこと、季節を問わない一着を持っておくといい。

冠婚葬祭用にも重宝する。

「DIFFERENCE」もそのメリットを見越して品揃えを強化しているのだろう。

4-4.価格帯から選ぶ

生地の価格はスーツ(上下)の仕立て代込みになっていて、生地の選択はイコールスーツにかける予算の選択でもある。

生地は価格帯別に分かれており、38,000円から150,000円までの8つのグレードがある(2024.7時点)。

予算の範囲内で生地を選ぶには効率的だろう。

「松竹梅効果」として知られるが、人は異なる価格帯をいくつか提示されると、つい真ん中のランクに吸い寄せられる。

決して安くはない「中価格帯」(いわゆる「竹」)を選んでしまうこともあるのだ。

松竹梅効果
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しかし、「DIFFERENCE」は下限の価格ラインでも十分にクオリティは高い。

無理に気張ることはなく、あくまで自分で決めた予算の範囲で選ぶのがいいだろう。

ジャケットのみをオーダーするなら、スーツ価格の70%、パンツのみなら35%となる。

一律の価格で極めてシンプルだ。

今や低価格オーダースーツの選択肢は増えており、「DIFFERENCE」が必ずしも一番安いというわけではない。

それでも価格がリーズナブルといった口コミがされるのは、価格設定の分かりやすさが貢献しているのだろう。

同じ価格帯の生地の中から、どんな色や柄、機能性を優先すべきか、自分のニーズや好みと照らし合わせながら比較ができる。

その価格帯で欲しい選択肢にどうしてもたどりつけないなら、上のグレードから選び直すというやり方もとれるのだ。

価格帯別編成だからこそ、納得した上で生地の選択ができ、そのことがコスパのよさの評価にもつながっている。

●トライアルプライス

また、「DIFFERENCE」を初めて利用する人には朗報がある。

対象は指定生地のみとなるが、28,000円からオーダーできる「TRIAL PRICE(トライアルプライス/お試し価格)」も実施している(2024.7時点)。

「DIFFERENCE」が提供する新規ユーザー獲得のための大盤振る舞い。

多くの人がいずれリピーターになることを織り込み済みなのだろう。

●ペアプライス

「DIFFERENCE」はオーダースーツ2着を自由に組み合わせて割安で購入できる「PAIR PRICE(ペアプライス)」というサービスも実施している(2024.7時点)。

2着を48,000円(1着24,000円)からオーダーできる。

ひとりで2着という使い方もできるし、家族や友人、同僚と1着ずつという使い方もできる。

スーツ2着のみならず、スーツとコートで2着という組み合わせも可能だという。

5.採寸

生地選びが終わると採寸に移る。

採寸には2つのステップがあって、まず基本的な身体のサイズを測定し、次にその寸法をもとに選んだゲージ服(見本服)を着用し、詳細のサイズを詰めていく。

5-1.基本サイズの採寸

最初の基本サイズの採寸は肩幅、着丈、袖丈、胴回りなどをテイラーが手際よく行ってくれるので、身を任せておけばいい。

採寸
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改めて自分の身体の骨格や筋肉の付き方などを見直す機会になる。

5-2.ゲージ服によるサイズ調整

既製スーツを買う際も、いったん袖を通して試着するのがふつうだろう。

オーダースーツにおいて、この試着の役割を果たすのが「ゲージ服(見本服)」だ。

「DIFFERENCE」のショップには、驚くほどカラーバリェーションが豊富な色えんぴつのように、体型やサイズ、シルエット別に多くのゲージ服が用意されている。

そこから採寸データや直前までのカウンセリングをもとにテイラーが最適なゲージ服を選んでくれるのだ。

そのゲージ服を着用し、詳細なサイズ調整が始まる。

オーダーする側にとっては、このゲージ服が完成形をイメージするツールにもなり得る。

当然ドンピシャではないが、そこそこサイズの合ったゲージ服に実際に袖を通すことで、まだ見ぬスーツがどう身体にフィットするかのリアルな感触がつかめる。

「おっ、肩回りがこんなに楽なんだ」「胸元にはこれだけのゆとりができるんだ」などと実感できるだろう。

テイラーにとってもいったんゲージ服を基準におくことで、どう補正をかければいいかが具体的に見えてくる。

「DIFFERENCE」の公式サイトによれば、たとえば肩幅なら、サイズ通りにすればいいというものでもないらしい。

美しいシルエットをつくるにはある程度ゆとりを持たせる必要がある。

腕を真っ直ぐ下に降ろしても、肩の前後にシワができないことがチェックポイントなのだという。

ほかの身体の部位も細かくチェックし、着心地もよく見た目にも美しい理想のスーツに近づけていく。

そのためにゲージ服にどう補正をかけるか?

まさにテイラーの経験と技術が問われることになる。

5-3.自由度の高いパターンオーダー

なお、こうしたゲージ服に補正をかけるやり方を「パターンオーダー」といい、昨今の低価格オーダースーツでは主流になっている。

しかし、通常のパターンオーダーではコストを抑えて納期を短縮するために、補正できる箇所は着丈や袖丈など最小限に抑えられている。

一方で「DIFFERENCE」は補正できる箇所が広く自由度が高いのだという。

前述した「特殊体型」の人たちが、口コミで喜びの声を吐露するのも、その自由度ゆえなのだろう。

「DIFFERENCE」のこうした細やかな対応力の背景には、コナカが2006年からオーダースーツ事業を手掛けてきたことがある。

熟練職人を数多く抱えたオーダースーツ専用の縫製工場と密なネットワークを築いてきたからこそ実現できるのだ。

5-4.採寸データはアプリに

この採寸で得られたデータは即座に工場に送信され、すぐに仕立てが始まる。

また、アプリに反映されるため、2着目からはそのデータをもとに別の生地やオプションと組み合わせてスーツをオーダーすることができる。

採寸データはアプリに
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つい2着目、3着目のスーツを同じ「DIFFERENCE」でオーダーしたくなるしくみの1つだろう。

6.オプションの選択

生地選びや採寸を終え、オーダーするスーツのイメージが固まると、最後に待っているのがオプションの選択だ。

ジャケットであれば、ボタンや裏生地、襟回りのステッチなど有料・無料も含め、選べるオプションは数多い。

スーツはディテールの形や色使いが意外に目にとまりやすく、それがアクセントとなって全体の印象も左右されやすい。

オプションを選ぶ
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スーツのオーダーに慣れた人であれば、あれやこれやとオプションを選ぶのは醍醐味の1つだろう。

それだけ自分だけの一着に向けたカスタマイズの幅が広がるのだ。

しかし、初心者となるとそうはいかない。

かえってストレスになってしまう。

そこは無料のオプションを中心に標準的なものをテイラーから聞き出し、無難に選ぶのもありだ。

テイラーのおすすめを聞いてもいい。

この段階になると来店してかなりの時間が経過しており、テイラーもしっかりニーズや好みを汲み取ってくれているはずだ。

なお、オプションを選ぶ段階では、少なくともスーツ本体に38,000円以上の出費は覚悟を決めていることになる。

クルマなど高額商品を買う際にはよくあることだが、「参照点効果」といって本体価格が基準となってしまい、オプションの価格がやたらと手ごろに見えてしまうのだ。

「DIFFERENCE」でも、こだわりだすとオプションだけであっという間に1万円を超えてしまうこともある。

感覚が麻痺しがちなことをよく自覚し、安易に出費してしまわないように注意しよう。

7.納期/受け取り方法

通常の納期は3週間前後(2024.7時点)となる。

追加料金がかかるが、「納期短縮サービス」もあり、通常より約1週間から10日程度早く受け取ることもできる。

出来上がったスーツの受け取りは「指定の住所への配送」「ショップでの受け取り」のどちらかを選べる。

「DIFFERENCE」で初めてのオーダーであれば、多少交通費がかかっても「ショップでの受け取り」を選択し、ショップで一度試着してみるのがいいだろう。

試着
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テイラーが見立てた上で、必要に応じてサイズ調整もしてもらえる。

とはいえ、実際に何度か着用して初めてサイズ面で気になる点が出てくることもある。

その場合でも注文日より1年間は、サイズ調整が無料で頼める。

以上が来店予約から受け取りまで「DIFFERENCE」の一連のオーダーフローとなる。

「DIFFERENCE」では経験を積んだテイラーによるカウンセリングから、生地やオプション選び、採寸、受け取りまでオーダースーツ初心者でも戸惑うことなく進められる、リアルとオンラインが融合したしくみが整っているといえる。

このしくみがユーザーの高い満足度となって結実しているからこそ、他店との競合が年々激しくなる中、「DIFFERENCE」は業績好調を維持しているのだ。

折角の機会なので、この充実したしくみを自分だけの一着を仕立てるためにフル活用したい。

スーツに求めるものがどれだけはっきりしているかにもよるが、少なくとも短編映画を一本みるぐらいの時間はかけたいところだ。

スマホでオーダーが完結

ここまでのフローをショップに行かずにアプリ上で完結させることもできる。

「DIFFERENCE」がオープン以来こだわってきたことの1つなので、この点にも触れておこう。

「DIFFERENCE」のショップはオーダースーツ専門店であり、全国で60店強と普段使いする拠点としては数が限られる。

既製スーツを販売する店の一角でオーダーを受けつける「洋服の青山」や「ユニクロ」とは拠点数ではスケールがまったく異なる。

その差は優劣というより、オーダースーツ事業に対する矜持(きょうじ)や戦略の違いだろう。

「DIFFERENCE」はこの拠点数がユーザーの不利益につながらないよう、画期的なしくみを構築しているのだ。

AI画像採寸アプリ「D MEASURE」

アクセス面のハードルを少しでも下げようと早くから着手していたのが、AI画像採寸アプリ「D MEASURE」だ。

採寸アプリをスマホにインストールすればあとの使い方はとても簡単だ。

2枚の写真をガイドに沿って撮影し、身長や体重、好みのシルエットなどの必要項目を入力するだけで、「仕上がりサイズ」を提案してくれる。

しかも、スーツのジャケットやパンツだけではない。

「DIFFERENCE」ではビジネスシャツやコート、ネクタイ、ベルトもオーダーできるが、「D MEASURE」はそれらのサイズも同時に提案してくれるという。

公式サイトによれば、同採寸アプリは生身の身体のサイズをAIが単純に測るのではないらしい。

「DIFFERENCE」のトップテイラー約30人の採寸技術や「勘」と言われる「目分量」をAIが学習し、着心地と見た目の美しさを勘案した上でサイズを推測し、提案してくれるのだそうだ。

「オンライン案内サービス」

そこにビデオ通話による「オンライン案内サービス」を組み合わせれば、カウンセリングも受けられる。

もはやショップでオーダーするのと遜色はないだろう。

ビデオ通話では無理な売り込み等は一切なく、気軽な問い合わせや相談も歓迎してくれるという。

オンライン案内サービス
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ショップでオーダーする前に、ちょっとした予行演習代わりに「D MEASURE」や「オンライン案内サービス」を利用するという使い方もできるだろう。

AIの採寸データをもとに、テイラーに疑問や不安を投げかけ、めくるめくオーダー体験のイメージをつかんだり、心の準備をしたりするのに活用するのだ。

一度シミュレーションして予備知識を得ておくと、ショップに行った際に心理的に余裕が持てることになる。

まとめ:“違い”はどこから来るのか?

コナカのオーダースーツブランド「DIFFERENCE」について、口コミの評判やオーダーフローを一通り見てきた。

この記事の最後に、「DIFFERENCE」の魅力となるポイントをおさらいしておこう。

低価格オーダースーツのブランドがいくつもある中、「DIFFERENCE」の“違い”はどこから来るのか?

その答えにもなるはずだ。

「DIFFERENCE」の魅力
  • 専用アプリが伴走
    • 来店予約から生地やオプション選択、完成形のイメージング、商品の受け取りまですべてのプロセスに伴走してくれるアプリがある。
  • オーダースーツ専門ショップ
    • オーダースーツ専門のショップを好立地の場所に構えている。専任のテイラーに採寸してもらえ、豊富な生地見本などを手に取って直に確認できる。
  • 生地の品揃えと価格帯別編成
    • 生地の品揃えは豊富で、しかも価格帯別編成。価格帯ごとに選択肢の比較がしやすい。
  • パターンオーダーの自由度
    • パターンオーダーではあるが、そのパターンから補正できる範囲が広く、サイズ調整の自由度が高い。
  • コスパのよさ
    • 一着38,000円からとリーズナブルな価格設定。業界最安値ではないが、生地のクオリティや接客品質を加味すればコスパの納得度は高い。
  • 質の高い接客力
    • テイラーの練度が高い。「DIFFERENCE」の前進のオーダースーツ事業のノウハウを受け継いでおり、正確な採寸はもちろん、生地やオプション選択の際にも優れた提案力を発揮してくれる。
  • アプリで完結するサービス
    • AI画像採寸アプリオンライン案内サービスを有しており、ショップに行かずに、すべてのフローをアプリで完結できる。
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