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「統合する」ニーズ その意味と価値 |顧客ニーズ(6)
本連載は、顧客が欲しいと思う30の価値要素を軸に、顧客ニーズの本質を深掘りしていく。 ここでの顧客とは、法人ではなく個人顧客を指す。 今回は、機能的価値の中でも特に現代のデジタル社会において重要性を増している「統合する(Integrates)」に焦点... -
「整理・整頓」ニーズ その意味と価値 |顧客ニーズ(5)
本連載は、顧客が欲しいと思う30の価値要素を軸に、顧客ニーズの本質を深掘りしていく(ここでの顧客とは法人ではなく個人顧客のこと)。 今回は、機能的価値の中でも特に個人顧客の生活に直結する「整理・整頓(Organizes)」に焦点を当てる。 単にモノや... -
「リスク低減」ニーズ その意味と価値 |顧客ニーズ(4)
本連載は、顧客が欲しいと思う30の価値要素を軸に、顧客ニーズの本質を深掘りしていく(ここでの顧客とは法人ではなく個人顧客のこと)。 今回は、機能的価値の中でも特に個人顧客の生活に直結する「リスク低減(Reduces risk)」に焦点を当てる。 単に危... -
「収益確保」ニーズ その意味と価値 |顧客ニーズ(3)
本連載は、顧客が欲しいと思う30の価値要素を軸に、顧客ニーズの本質を深掘りしていく(ここでの顧客とは法人ではなく個人顧客のこと)。 今回は、機能的価値の中でも特に個人顧客の生活に直結する「収益確保(Makes money)」に焦点を当てる。 単に収入を... -
「簡素化」ニーズ その意味と価値 |顧客ニーズ(2)
本連載は、顧客が欲しいと思う30の価値要素を軸に、顧客ニーズの本質を深掘りしていく(ここでの顧客とは法人ではなく個人顧客のこと)。 今回は、機能的価値の中でも特に現代社会で重要視される「簡素化(Simplifies)」に焦点を当てる。 単に手間を省く... -
『顧客ニーズ』分類一覧:フレームワークで潜在ニーズ発掘
顧客の心を掴み、市場で抜きん出るには、彼らが何を求めているかを深く理解することが不可欠だ。 表面的な要望だけでなく、その奥に隠れた「潜在ニーズ」を見つけ出すことは、ビジネスを次のステージへと押し上げる決定打となる。 本稿では、この課題を解... -
絶賛される「読書感想文」の書き方【大人編】 ブランディングとの意外な関係
「読書感想文など、学生時代の宿題にすぎない」——そう思っている人は少なくない。 だが実は、感想文にこそ、社会人に求められる“伝わる言葉”の技術が凝縮されている。 情報があふれる時代において、個人が感じたことを言語化し、共感を生み出す力は、あら... -
統治者/ルーラー 安定と支配のアーキタイプ |ブランドアーキタイプ(12)
混乱の時代、人は「秩序の語り手」に惹かれる。 ビジョンを掲げ、ルールを定め、集団を導く──「統治者」アーキタイプは、そんな“構造を生み出す存在”である。 これは、ただ支配する者の話ではない。 責任を引き受け、安定を築き、他者を守る意思と構造の物... -
創造者/クリエイター 世界にかたちを与える力 |ブランドアーキタイプ(11)
“創ること”は、衝動であり、祈りであり、挑戦だ。 ブランドにおける「創造者/クリエイター(The Creator)」アーキタイプは、ただの芸術性やユニークさを意味するものではない。 それは、「まだこの世にないものを、かたちにしたい」という根源的な欲求に... -
援助者/ケアギバー 弱さに寄り添う意志 |ブランドアーキタイプ(10)
「助ける」とは、どういうことか。 人を思いやる。寄り添う。支える。 私たちは日々そのような行為に囲まれて生きているが、それをブランドの軸に据えることは、容易ではない。 優しさは時に押しつけになり、善意は誤解を生む。 支援のつもりが、依存やコ...
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ラベリング効果を徹底解説:ハロー効果との違いから、恋愛・営業・子育てへの応用まで
「あなたは本当に頼りになる人だ」「やっぱりA型は几帳面だよね」「日本は環境後進国だ」——これらは、日常の中で耳にする機会の多い言葉である。 だが、このような言葉が、単なる印象や冗談を超えて、私たちの行動、自己認識、さらには社会の方向性までも... -
ストーリーバイアスの罠と希望——なぜこうも物語に惹かれるのか?
人は、ただ出来事を記憶するのではない。 それを“物語”として理解しようとする── 日常のちょっとした誤解から、社会的な分断、陰謀論、偏見の拡散に至るまで。 私たちは無意識のうちに、出来事の背後に意味を読み込み、「もっともらしい物語」を作り上げて... -
自我消耗からの回復──意志力の科学が明かす心の省エネ術
「なんとなくやる気が出ない」「気づけばイライラしていた」「今日は決断力が鈍い気がする」──そんな感覚は、多くの人が経験したことがあるはずだ。 これらは単なる気分の波ではなく、「自我消耗(エゴ・ディプリ―ション)」と呼ばれる心理現象が関係して... -
プルースト効果 香りと音楽でよみがえる記憶のしくみ
香りや音楽、何気ない空気の匂いが、過去の記憶を鮮やかによみがえらせた経験はないだろうか? それは単なる偶然ではない。 私たちの脳は、感覚と記憶を深く結びつける仕組みを持っている。 「プルースト効果」と呼ばれるこの現象は、文学作品にその名を由... -
ネガティビティ・バイアス 具体例と対策 トラウマからサジェスト汚染まで
ネガティビティ・バイアスとはネガティブな情報や経験に対して人がより強く反応する傾向をいう。 このバイアスの日常生活や社会への影響は小さくはない。 職業選択やキャリア形成、配偶者選択など一生を左右するような意思決定にも影を落とす。 SNSのアル... -
傍観者効果を防ぐには? 事件例の一覧とその対策
「傍観者効果」とは緊急事態や犯罪発生時、その場に多く人が居合わせると、救援や通報などの介入を控えて傍観してしまうことをいう。 誰もが「誰か他の人がしてくれるだろう」と責任を分散させてしまうことがその要因らしい。 しかし、実は他にも様々な要... -
確証バイアスと正常性バイアスの違い
【混同されやすい2つの認知バイアス】 「確証バイアス」と「正常性バイアス」。 いずれも言わずと知れたポピュラーな認知バイアスの筆頭格だ。 認知バイアスを扱う書籍をいくつか当たるとすぐに分かるが、この2つが取り上げられないということはまずない... -
認知バイアス一覧 BEST100(でる順)
認知バイアスに関する36冊の書籍&2つのネットコンテンツで、個々の認知バイアスが取り上げられる回数をカウント。 数の多かった順にランキングし、上位100の認知バイアスを短い解説を添えて紹介している。 よく知られた事例なども交え、できるだけ直観的... -
後知恵バイアス あるある具体例と対策
【後知恵バイアスとは?】 後知恵バイアスとは起こってしまった出来事を最初から分かっていたかのように思い込む傾向をいう。 「やっぱりね。そうなると思っていた」「だからいったじゃないか」など、結果を知った後に、その出来事が起こることを予測して... -
透明性の錯覚 自己中心性バイアスの刃
自分の内面が他者から見透かされていると思い込む傾向を「透明性の錯覚」という。 考えや感情など内的な経験は自分には明らかで煌々(こうこう)としているだろう。 しかし、自分が思うほど他者がその内面を理解してくれているとは限らないのだ。 人と人と...