売れ続けるしくみ– category –
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探検家/エクスプローラー その本質とブランド戦略 |ブランドアーキタイプ(2)
変化の速い時代、私たちは日々、選択と適応を迫られながら生きている。 そんな現代において、多くの人が無意識のうちに求めているのが、「もっと自分らしく在りたい」「まだ見ぬ世界を知りたい」という深層的な欲求ではないだろうか。 マーガレット・マー... -
幼子/イノセント 純粋性が導くブランド戦略 |ブランドアーキタイプ(1)
ブランドが人の心に深く残るとき、そこには単なる機能や価格を超えた「人格」がある。 なぜ私たちはあるブランドに安心し、心を許し、信じるのか——。 その背景には、無意識の奥に働きかける「アーキタイプ(元型)」という心理学的な構造がある。 本稿で取... -
ブランドアーキタイプ 12|意味を紡ぐ物語ブランディング
なぜ、Nikeのスローガンは何十年も色あせないのか。 なぜ、ハーレーダビッドソンは単なるバイクブランドを超えて、自由と反逆の象徴になり得たのか。 その背景には、ブランド「語るべき物語」を持ち、人間の深層心理に訴えかけているという共通点がある。 ... -
非探索品のマーケティング ─「求められない商品」に光を当てる戦略とは─
消費者が自ら探しに行かない商品──「非探索品(unsought goods)」は、マーケティングの世界でもひときわ難易度の高い領域とされている。 存在に気づかれず、必要性を認識されず、ましてや欲求の対象にもなりにくい。 そんな商品が、私たちの暮らしの中に... -
迷惑メール なぜ多い? フィッシング詐欺のマーケティング戦略
メールで緊急事態の発生を訴え、身近なブランドを名乗る偽サイトに誘導し、ログインIDやパスワードを盗みとる。 典型的なフィッシング詐欺の手口だ。 しかし、昨今はそうした詐欺メールが広く知られるようになり、多くの人がその手口にピンと来るようにな... -
企業スローガン 事例一覧 言葉とポジショニングの関係とは?
企業の「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」の頭出し的な役割を担う企業スローガン。 日本企業のそれらの多くは、従業員、株主や取引先、地域社会など多様なステークホルダーを意識して制定されている。 それゆえ、総花的な言い回しになりがちだ... -
強いブランドはいかにポジショニングされるのか? ポジショニング戦略の類型論
マーケティングのキーコンセプトの1つである「ポジショニング」。 簡単にいえば、消費者の頭のなかにおける「ブランドのユニークな位置取り」のことだ。 消費者の困りごとや欲求に直結しており、競合ブランドとは一線を画している。 しかも記憶上何らかの... -
ブランド・マントラとは? ナイキ・スタバ・ディズニーを鼓舞した言葉
ブランドの本質や精神を3~5語でとらえた言葉、ブランド・マントラ。 ナイキやディズニー、スターバックスなどの世界屈指のブランドはそのマントラを早くから策定し、ブランディングにまつわるすべての活動の羅針盤としている。 ブランドにとっていった... -
カントリー・オブ・オリジン(原産国)効果とは?
「カントリー・オブ・オリジン効果」とはブランド論でよく用いられる用語の1つで、原産国のポジティブなイメージがブランドの購買に影響を与える効果をいう。 その原産国に対する一種の先入観が、ブランドに品質感や信頼性、歴史や伝統の物語などを生み、... -
敵対的ポジショニング戦略【事例】 敵の力を活かせ、合気道のごとく
自社ブランドのポジショニングを成功裏に進めるにはいろいろなアプローチがあるが、今回はその1つである「競合商品のポジションを崩す(Repositioning the Competition)」を取り上げる。 「ポジショニング」の提唱者であるアル・ライズ、ジャック・トラ...