ショーマ– Author –
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謎の金属鉛筆「メタシル」 なぜ、口コミが気になるのか?
サンスター文具が発売した芯まで金属の鉛筆「メタシル」が人気を呼んでいる。 1本990円と高額の鉛筆にも関わらず、発売前に想定の3倍以上の予約注文が入ったという。 「削らず16kmも書き続けられる」という、もはや半永久鉛筆とさえいえる触れ込みだが、そ... -
パナソニック ウォールフィットテレビ なぜ口コミで評判なのか?
超薄型の壁掛けテレビ「ウォールフィットテレビ」 2022年11月、パナソニックから超薄型の壁掛けテレビ「ウォールフィットテレビ」が発売される。 壁掛けテレビといえば瀟洒(しょうしゃ)なホテルでよく見かけるイメージだが、パナソニックは同商品の発売... -
カロリーメイトはなぜ、受験生を応援するのか?
2012年から「受験生応援シリーズ」のキャンペーンを続けるカロリーメイト。 人生の最初にカロリーメイトと出遭う時期にブランドへの愛着を湧かせ、その後の人生でも出番を増やしてもらう。 いわゆるLTV(顧客生涯価値)最大化の試みといえる。 しかし、受... -
バーナム(フォアラー)効果と心理学 占いはなぜ当たるのか?
「バーナム効果」(ファラオ―効果)とは誰にでも当てはまりそうなことなのに、自分のことだけを言い当てていると感じる現象をいう。 一瞬にして相手を信じ込ませる心理テクニックの一つで、占いや心理テスト、初対面との相手との商談などが典型的な活用シ... -
「恐怖アピール」 なぜ、フィアモンガリングの説得効果は強力なのか?
相手の恐怖感情や危険認識に訴え、その相手を特定の方向に説得することを「恐怖アピール(恐怖訴求)」という。 説得コミュニケーションの有効な手立てとして知られ、広告や政治、防災、公衆衛生など幅広い分野で多用されている。 しかし、伝え方も誤ると... -
大ヒット!「0秒チキンラーメン」 絶大だった「0秒」のインパクト
チキンラーメンを“そのままかじって食べる”用に開発された新商品「0秒チキンラーメン」が一時販売休止になるほどの大ヒットとなった。 3分待つという即席めんの常識を打ち破り、「0秒」と打ち出したことが絶大なインパクトを放ったといえよう。 新たな喫... -
スノッブ効果 マーケティングの一矢に「逆張り」の心理
「スノッブ効果」とは商品が市場に広く出回るようになると、購買意欲が低下してしまう心理効果をいう。 「みんなが持っているなら、そんな商品はもう要らない!」という寸法だ。 この心理を逆手に取り、「希少性」を打ち出すことで購買意欲を掻き立てるこ... -
お~いお茶 濃い茶 なぜSNSで拡散!? 体脂肪シールの謎
2019年に「機能性表示食品」にリニューアルした「お~いお茶 濃い茶」。 その後は40~50代の男性に加え、20~30代の男性や40代以上の女性の新規購入を着実に増やし、売り上げは倍増したという。 健康価値の訴求が奏功したのは間違いないが、実はもう一つ... -
クラフトボスはなぜ売れた? 若者離れの危機を救った新マーケティング戦略
日本を代表する缶コーヒーブランド「ボス」。 マーケティング上手で知られるサントリー食品インターナショナルの看板ブランドで、個性的なテレビCMでも知られ、その勢いは一点の陰りもなく見えた。 しかし、実は若者の「缶コーヒー離れ」に対し、危機感を... -
誤った二分法:人はなぜ、白黒つけたがるのか?
「Aにしますか? それともBにしますか?」 二者択一で問われると、どちらかを選ばなくてはいけない気持ちになる。無性に白黒つけたくなるのだ。 この状況を「誤った二分法」といい、「他にも選択肢があるのに、二つの選択肢だけしか考慮しないこと」を指...